多くても2~3割にとどめるのがよいです。
たまに
「うちはほとんどが一つの荷主で安定しているんだ」
というお客様がいらっしゃいます。
それはお互いに仕事のやり方も知り尽くしていますし安心感もありますし、非常に良い関係です。
ただ、その仕事がなくなったら・・・ということを考えるとやはり一つの荷主の割合が多すぎるのは怖いですよね。
順調に行っているときはいいですけど
「ごめん、最近の不況でこの商品は生産中止になった」
「経費削減でもっと安い所に頼むことにした」
「物量が多くなってきたので自社で運送部門を立ち上げることにした」
・・・
こんなことがいつなんどきあるかわかったものではありません。
そんなとき、あなたはどのように対応しますか?
うちのお客様でも実際にこのような状況になっていきなり窮地に立たされてしまった方も何社かいらっしゃいます。
この荷主の割合が全仕事量の20%だったらどうでしょうか。
10台のうちの2台。
残り8台は順調に稼いでくれています。
そしたら少しスポットの仕事なども入れながら次の安定した荷主を探すこともできるようになると思います。
また、自社の8割以上の荷主から
「うちも厳しいんだ。運賃10%カットしてくれよ」
と言われたらどうですか?
断れますか?
・・・
なかなか勇気のいることですよね。
そして、たとえばそのときに
「景気が良くなったらちゃんと埋め合わせするからさぁ」
と言われたとしてもその保証もありません。
交渉力も低下します。
安定荷主はいいかもしれません。
しかし、大きなチャンスが来たとしても自社の3割を超えてしまうような仕事であればあえてそこは断るくらいの経営判断が必要だと思います。
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